文化で遊ぶ

(旧タイトル:文化の誕生)

No. 146 対米従属と憲法9条(その4)

未だに護憲派か改憲派か、などという不毛な報道が繰り返されていますが、言うまでもなく、憲法改正に賛成と言っても、どの条文をどう変更するのかによって、その意味は全く異なります。そして緊急性があるかという問題は別にして、憲法問題の本丸は9条にあり…

No. 145 対米従属と憲法9条(その3)

1つ重要な前提条件を書き洩らしていました。それは、日米安全保障条約のことです。私は、これを否定するものではありません。昨今、この条約まで否定して、日本が核武装すべきだ、というような論議もない訳ではありませんが、私は、こういった考え方には反対…

No. 144 対米従属と憲法9条(その2)

対米従属がもたらす問題点は、以下の3点ではないでしょうか。 第1に、立憲主義の破壊という問題があります。安全保障関連法が国会で決議される際、参考人として出席した憲法学者の長谷部恭男氏、小林節氏などは明確に違憲である旨、証言しております。すなわ…

No. 143 対米従属と憲法9条(その1)

少し前の原稿で、民族が南北に分断されている韓国は悲惨な状況にあると書きましたが、“文化”という基軸で見れば、日本もそれ程、幸福な状況にある訳ではないと思います。戦後72年もたっていると言うのに、少なくとも軍事的な意味では、日本は未だにアメリカ…

No. 142 文化の構造図(Version 2)

前回までのシリーズで、重要なことが分かったように思います。各国は、それぞれ発展途上にある。“行きつ戻りつ”を繰り返しながらも、長い目で見れば、人間社会は集団を大きくする方向に向かっていて、その最終形は地球規模で共存を目指すルールであるはずだ…

No. 141 集団スケールと政治の現在(その14)

1. 個人2. 血縁集団3. 帰属集団4. 組織集団・・・・・・・・・・韓国5. 民族6. 一神教・イデオロギー・・・・中国7. 民主国家・・・・・・・・・・アメリカ8. グローバリズム 今回の衆院選につきましては、どの党がどれだけ議席数を獲得する…

No. 140 集団スケールと政治の現在(その13)

1. 個人2. 血縁集団3. 帰属集団4. 組織集団・・・・・・・・・・公明党、民進党5. 民族・・・・・・・・・・・・自民党(?)、希望の党(?)6. 一神教・イデオロギー・・・・共産党7. 民主国家・・・・・・・・・・該当なし8. グローバリ…

大義は、立憲民主党にあり

激動の衆院選ですが、やっと構図が見えてきたように思います。 安倍総理の解散理由に大義はない。追従した公明党も同じだと思います。 そして、希望の党ということになりますが、未だに明確な政策は示されていません。希望の党への入党希望者は、「政策協定…

No. 139 集団スケールと政治の現在(その12)

集団スケールの項目が出揃いましたので、これに基づいて、主要な政党について考えてみたいと思います。 1. 個人2. 血縁集団3. 帰属集団4. 組織集団・・・・・・・・・・公明党、民進党5. 民族・・・・・・・・・・・・自民党6. 一神教・イデオロ…

誤算だらけの小池新党

小池新党の民進党リベラル切りには、失望しました。思うに、一連の出来事は、次のように動いたのではないかと思います。 まず、民進党の前原氏は、民進党内部の枝野氏率いるリベラル勢力を追い出したいと思っていた。小池氏が前原氏にこう尋ねた。「私が党首…

No. 138 集団スケールと政治の現在(その11)

(集団スケール一覧)1. 個人2. 血縁集団3. 帰属集団・・・顔と名前が一致する範囲4. 組織集団・・・職業別団体、宗教団体、集票ターゲット5. 民族・・・天皇制、宗教国家6. 一神教、イデオロギー・・・キリスト教、イスラム教、共産主義7. 民主国家・・・日…

民主主義の限界と2大政党制

安倍総理がモリ・カケ問題を隠蔽するために衆議院を解散しました。挙句の果てに、消費税を10%に上げた場合の使い道を変更するので、国民に信を問うと言うのです。それって、再来年のことですよね? これはもうロジックを否定しているか、国民をバカにしてい…

No. 136 集団スケールと政治の現在(その10)

(集団スケール一覧、今回までに言及した部分) 1. 個人 2. 血縁集団 3. 帰属集団・・・顔と名前が一致する範囲 4. 組織集団・・・職業別団体、宗教団体、集票ターゲット 5. 民族・・・天皇制、宗教国家 6. 一神教、イデオロギー・・・キリスト教、イスラム…

No. 135 集団スケールと政治の現在(その9)

(集団スケール一覧、本稿までに言及した部分) 1. 個人 2. 血縁集団 3. 帰属集団・・・顔と名前が一致する範囲 4. 組織集団・・・職業別団体、宗教団体、集票ターゲット 5. 民族・・・天皇制、宗教国家 6. 一神教、イデオロギー・・・キリスト教、イスラム…

No. 134 集団スケールと政治の現在(その8)

(集団スケール一覧/本稿に関係する部分のみ)1.個人2.血縁集団3.帰属集団・・・顔と名前が一致する範囲。4.組織集団・・・職業別団体、宗教団体、集票ターゲット5.民族・・・天皇制、宗教国家 日本の新左翼の団体に反天皇制運動連絡会(“反天連”…

フェアネスということ

今回は通し番号無しの、すなわち非公式な原稿となります。 さて、北朝鮮からのミサイルが我が国の上空を通過し、民進党からの離党ドミノが止まらない中、安倍総理は28日に召集予定の臨時国会の冒頭で、衆議院を解散するのではないかと報道されています。多分…

No. 133 集団スケールと政治の現在(その7)

(集団スケール一覧/本稿に関係する部分のみ)1.個人2.血縁集団3.帰属集団・・・顔と名前が一致する範囲。4.組織集団・・・職業別団体、宗教団体、集票ターゲット5.民族・・・天皇制、宗教国家 参考文献(文献1)によれば、現在、各宗教団体は苦…

No. 132 集団スケールと政治の現在(その6)

(集団スケール一覧/本稿に関係する部分のみ)1.個人2.血縁集団3.帰属集団・・・顔と名前が一致する範囲。4.組織集団・・・職業別団体、宗教団体 血縁でもない、顔見知りでもない人々が構成する集団。これを歴史的に見ますと、武力集団というものが…

No. 131 集団スケールと政治の現在(その5)

(集団スケール一覧/本稿に関係する部分のみ)1.個人2.血縁集団3.帰属集団・・・顔と名前が一致する範囲。4.組織集団 No. 129の原稿におきまして、私が偶然、浅草の三社祭に出くわした経緯を記載しました。気になったので、ちょっとネットで調べて…

No. 130 集団スケールと政治の現在(その4)

(集団スケール一覧/本稿に関係する部分のみ)1.個人2.血縁集団3.帰属集団・・・顔と名前が一致する範囲。 もう10年以上も前のことですが、年末にクルマで首都高速を走っていた時、暴走族の集団に行く手を阻まれたことがあります。何やら後方から爆音…

No. 129 集団スケールと政治の現在(その3)

(集団スケール一覧/本稿に関係する部分のみ)1.個人2.血縁集団3.帰属集団・・・顔と名前が一致する範囲。 もう少し、帰属集団について考えてみます。 今は大阪に住む友人のMさんから、連絡がありました。東京に行くついでがあるから、久しぶりに浅草…

No. 128 集団スケールと政治の現在(その2)

(集団スケール一覧/本稿に関係する部分のみ)1. 個人2. 血縁集団3. 帰属集団 プライドと呼ばれるライオンの集団は、血縁集団であって、ライオンの社会にそれ以上大きな集団はありません。しかし、人間の社会は違う。いくつかの血縁集団が集まり、ま…

No. 127 集団スケールと政治の現在(その1)

では、気を取り直して、再開してみます。 狩猟・採集を生業としていた時代から、人間は集団で暮らしてきました。言葉を覚え、道具を発明したとは言え、人間が野生動物と闘うためには、集団を形成する必要があったからです。 やがて人間は定住し、農耕作業を…

お詫び

誠に申し訳ありませんが、前回の記事は、撤回させてください。 40日も休んで、万全を期して再開したはずの記事でしたが、なんと初回からくじけてしまいました。既にお読みいただいた方々に対しましては、衷心よりお詫び申し上げますと共に、今後は一層注意を…

No. 127 集団スケールと政治の現在(その1)(この記事は、撤回させていただきます。)

申し訳ありません。この記事は、撤回させていただきます。 このブログのNo. 125におきまして、人間集団をその大きさに基づいて区分することにより、現在の政治状況を分析することが可能ではないか、ということを書きました。今回のシリーズ原稿につきまして…

ブログ再開のお知らせ

私の住む埼玉県では、一昨日から涼しくなり、冷房を使わなくても眠れるようになりました。まだ、日中は蝉が鳴いていますが、どこか寂しげに聞こえます。 皆様の地域では、いかがでしょうか。 さて40日程、休憩しておりました本ブログですが、そろそろ再開す…

休止のお知らせ

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。私は、少し夏バテ気味です。 さて、このブログですが、昨年の7月に始めて、約13か月が経過しました。その間、約130本の原稿を掲載してまいりました。月平均約10本、3日に1本という割合です。 永年疑問に思っ…

No. 129 政治を読み解く7つの対立軸(その8)

前回の記事でご紹介致しました法哲学者の井上達夫氏ですが、もう一つ面白いことを言ってました。憲法に対する態度なのですが、井上氏は次の2つの呼称を提示しておられました。 原理主義、護憲派・・・9条は絶対に守らなければならないとする立場。 修正主…

No. 128 政治を読み解く7つの対立軸(その7)

戦前の国家神道体制への回帰を目指すタカ派の方々ですが、私の推測ではありますが、純粋な方も結構、多くいらっしゃるのではないか。ただ、私としては、彼らが安倍政権のことをどのようにお考えになっているのか、疑問があります。一部の大企業だけが活躍で…

No. 127 政治を読み解く7つの対立軸(その6)

文化人類学の面白いところは、とりあえず自分の立場だとか考え方を極力捨てて、人間の行動を客観的に見ようとするところです。例えば、雲の上に腰を落ち着けたような気分になって、人々の行動を眺めてみる。ふむふむ。色んな人がいるなあ。で、彼らはどうし…