文化認識論

(世界を記述する。Since July 2016)

No. 94 朝鮮半島情勢、4つのチェックポイント

ブログのタイトルと掲載記事の内容が解離していますが、今は平時ではないように感じており、差し迫った問題を優先して取り上げたいと思いますので、この点はご容赦ください。

さて、朝鮮半島情勢ですが、ご案内の通り16日の早朝に北朝鮮はミサイルを発射しましたが、失敗に終っております。米国との緊張関係を高めないために、意図的に失敗させたのではないか、米国のサイバー攻撃が効を奏したのではないか、などの推測がなされていますが、発射したという事実に間違いはなく、日本政府も北朝鮮のミサイル発射は今後も継続されるとの見通しを公表しました。リスクのレベルが高まったと言えそうです。

金正恩は「生き延びるためには、核武装して米国に対抗するしかない」と考えているとの報道があり、その通りなのかも知れません。そうしてみると、北朝鮮が今後、核実験と大陸間弾道ミサイルICBM)の発射実験を行う可能性は、否定できません。北朝鮮は、軍事パレードと核実験の順番を入れ換えただけだ、との見方もあります。

一方米国は、とりあえず北朝鮮からの攻撃に備えてはいるものの、先制攻撃を行うための準備は完了していないように見えます。軍事の専門家は、米国が先制攻撃を行うのは、完璧に準備を完了した後のことであって、最後は天候次第であると説明しています。また、その場合、空母は2隻必要だそうです。

また、米国が先制攻撃を仕掛ける場合、その時期を我々一般国民が知らされるのかと言えば、その可能性は低いと言わざるを得ません。そこで、Xデーを推測するためのチェックポイントをまとめてみました。

1. 現在滞在中の海外メディアは、北朝鮮を離れたか。

2. 北朝鮮は、核実験またはICBM の発射実験を行ったか。

3. 現在、韓国に滞在中の米軍の家族は、沖縄などに避難したか。

4. 朝鮮半島沖に、2隻目の空母は展開されたか。

上記の4項目が全てYesとなってからでは、遅いかも知れませんね。3項目がYesとなった時点で、私はとりあえず車のガソリンを満タンにしようかなと考えています。ご参考まで。

以上